山田ゆうすけのブログ

「耳」で歌うと上手くなる!(6)


= Theカラオケ・バトル =

テレビ東京に「Theカラオケ・バトル」という人気番組があります。歌唱を「得点」で評価して競う番組でいかにうまくスコアを上げるかと手に汗を握ってハラハラとしながら見入ってしまうヒット番組ですね。評価のポイントは「音程」「音程の微妙なしゃくり(上げ)/フォール(下げ)」「ビブラート」「リズム」「抑揚や感情の入り具合」「ロングトーンの安定性」など。それらを点数化して判定するカラオケ機械の「採点機能」を審査員とした歌唱選手権で、これこそまさに「耳」の良さの勝負であると思います。

出場している全国から集まった「歌自慢」のチャレンジャーは自分の発する歌声のピッチ(音程)、テンポ(リズム)、しゃくりやビブラートを超高感度の「耳」でキャッチして、「もうちょっと高めかな?」「もうちょっとしゃくろう」「もうちょっとロングに歌い伸ばそう」などを100分の1秒単位で精密に自己コントロールして採点コンピュータと闘っています。歌のうまさを競うというより、100点満点からどれだけミスをするかという「減点採点法」的な要素も強い。ここでは、高得点をとる人が歌がうまいと言いよりも、私的には優秀なスコアを出すほど「耳」が良いという一つの証明なのではないかと思います。

彼等は、採点競争を離れても相当な歌唱力を持つ優れた歌手であることは間違いないと思います。その意味でボーカリストの「耳」を鍛えるトレーニングマシンとしては優れたシステムであることは間違いない。

ただ、これで一生懸命練習して「耳」をしっかり鍛えた後は、ぜひピアノ1本とかギター1本の生伴奏で歌う機会を増やして欲しいと思います。しっかりとピアノ、ギターの音を捕えて、いかに自分の歌をその中の溶け込ませていくかが、まさに「耳」の勝負です。いささか、「耳」を強調し過ぎたかもしれませんが、歌の上手い歌手、楽器の演奏家、作曲家、編曲家、音楽プロデューサなど総じて「音楽屋」はみんな耳がいいことを要求される、ということが言いたかったのです。

http://www.tv-tokyo.co.jp/kb/  テレビ東京「Theカラオケ・バトル」