山田ゆうすけのブログ

歌うまくなりたい!(1)


= 歌いっぱなしはダメ! =

いつもの渋谷のスタジオでのこと。「もっと歌うまくなりたいんですけどっ!」。新曲のレッスンをしているアーティストから思わずこぼれたため息きっぽいセリフ…。そういえば、一昨日も似たような言葉をある歌手から聞かされた。そりゃそうですよね、みんな少しでもうまくなりたいし、いい歌を聴いてもらいたいと思います。でも、なかなか決定的処方箋はありません。みなさんそれぞれに苦しんで下さい。

はっきり言って、「みんな歌うことをなめている!」と言いたくなりました。とにかく「歌いっぱなし!」の人が多いのにはビックリします。カラオケ喫茶で歌いながら練習もいいでしょう。「一人カラオケ」で一生懸命歌うのも効果的だと思います。しかし大事なのは、自分の歌を客観的にしっかり聴くということなんです。だらだら「聞く」ではなく、聴き取る「聴く」なんです。ほら、しっかり左に耳偏が大きくくっついている漢字でしょう!

とにかく、歌がうまくなるためには、自分が歌った歌を録音してください。ラジカセでも、ICレコーダでも、スマホでもかまいません。そしてそれを「大きな音量」で再生して聴いて欲しいです。大きな音量が出せない方は、ヘッドホンやイヤホンでもOKだと思います。そして、自分自身が客観的にお客さんの立場になって自分の歌をじっくり「大きな音」で聴くことがとても大事だと思います。

その時におすすめしているのは、歌詞カードを見ることです。自分の歌った結果で、この詞のドラマの世界観が伝わってくるか?自らが評価したらいいと思います。決して、わが身かわいいじゃなくって、「なんか歌い方乱暴かも?」とか「音程が気になるところがあるなー」など、自分の「耳」で自分の「歌」を正確に評価できるようになることが大事だと思います。その意味で、カラオケ喫茶に行って熱く歌っても、その時に自分ではほとんど自分の歌のことはわかっていないと思った方がいいでしょう。あとはパチパチと拍手の中で「うまい!」「良かったよ!」というヨイショは、うまくなるためには少しも役に立たないお世辞の世界だと言えます。