山田ゆうすけのブログ

歌うまくなりたい!(2)

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もう少しメリハリをつけて!

全日本こころの歌謡選手権大会の1次テープ審査で、「もう少しメリハリをつけて」と評価コメントした人が沢山いました。「メリハリをつけてと言われましても…どう歌えばいいんですか!?」大勢の方から、やや不満気に質問攻撃を受けました。

メリハリとは、簡単に言って「静と動」「陰と陽」のようなものです。イントロの伴奏が終わってから、いきなり1行目の詞からアクセルを踏みっぱなしのエンジン全開の歌では、どうやってサビを盛り上げるのでしょうか?確かに第一印象は大事かもしれませんが、サビを引き立てたいためにだいたいの楽曲は最初導入部として静かに入るものです。でも、カラオケ大会がいけないのでしょうね…。多くは1コーラスしか歌わせてもらえないので、最初の4小節だっていきなり「勝負!」の思いで歌いたいのだと思います。審査員もそのあたりは良く承知しているので、最初から力む人に「歌ごころ」は無い、と厳しい点数を付けます。自分では、その部分もしっかり張りのある声で歌っているのにという不満、不信が募るのでしょう。

例え1分で終わる1コーラス勝負でも、最初はじっと我慢の「語り」でいこう。そしてサビが来たら伸びやかに「張って」いこうと、歌を組み立てて欲しいのです。そうなると、「詞」なんですね。この作品は何を書いているんだろう?どういう舞台設定なんだろうと、内容に興味を持ってほしいと思います。そして、何度も何度もオリジナル歌手のCDやテープを聴きなおして、歌詞カードや楽譜を見ながらその作品を世に送り出した作家や歌手たちの想いを、エッセンスを、ドラマを自分の体に取り入れることから始めるのです。

これは、プロでもアマチュアでも同じです。何度もその楽曲を聴いて、歌って、録音して、聴き直して、その中から自分の「耳」をしっかりとしたアンテナに育てた上で歌をレベルアップしていくべきだと思います。大きな音量にしがちなのは、小さいと細かいところが聴こえない、と考えてしまうからです。カラオケでいくら大音量で歌ってみても、その時は残念ながら「耳」はほとんどマヒ状態で、気持ちはいいかもしれませんが、自分の歌を客観的に聴き取れる環境ではありません。

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