山田ゆうすけのブログ

歌うまくなりたい!!(4)

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「さしすせそ」が「まみむめも」に!

「さしすせそ」が聴こえない!…。久しぶりにカラオケ発表会のゲストにお招きいただいた。みなさん綺麗に着飾って、頑張って一生懸命歌っていました。50~80歳くらいまでのよくある高齢者が多い大会だったが、意外に「演歌」を歌う人は少なく、おしゃれバラードみたいな歌謡曲が多かったです。点数をつけるコンクールではなかったものの、何人かの人から「先生どうでした!?」と出来栄えを聞かれて、いろいろお答えしました。しかし、会場でいきなり細かい話はできなかったため、言わなかったことがあります。

言葉の発声において、「さしすせそ」が「まみむめも」になっているのです。実はコレは、言葉がはっきりしていない、もどかしくしか聞こえない、ということなのです…。例えば、「全日本こころの歌謡選手権」の課題曲を例にとりましょう。日野美歌さんが歌う「ひまわり海岸」という作品があります(山田の作曲なのですが…)。この作品の頭に「ひまわり咲いている」が2回繰り返されますが、この「咲いている」の「さ」に注目してください。まるで「んっさっいている」と書くしかないくらい頭の「さ」をうまくショットしています。これは、ウイスパーと呼ばれる、別名「無声音」を発声しながらも、うまくアクセントをつけて、軽く「ショット」して(打って)いるのです。

言葉の発声において「サ行」の発音はこの「さいている」のように、本来は言葉をうまく表現するための美味しい可能性を持った部分なのです。なのに、切れ味良く「サッ」と発音してほしい部分がまるでマスクをしているような、あるいは手で口をふさいで歌っているような、不明瞭歌唱がいくつもありました。それを「まみむめも」と「モゴモゴ」になっていると揶揄したのです。コレをじっくりアドバイスしてあげたい人が何人かいました。

メロディ感も、リズム感もいいのにこの言葉がはっきりしないことですごく損をしている人のことです。すべての「サ行」が頭にくる言葉を、このようにしろとは言いませんが、ここぞという詞の部分が、こういった歌唱でうまく表現されていると、やはり歌の詞が、ドラマが伝わるのです。あらためて、日野美歌さんが歌う「ひまわり海岸の」咲いているの「サ」をお聴き下さい。うまい!!です。

★ 課題曲ご案内サイト 「ひまわり海岸」

http://www.heartful-song.com/cd/track07.html

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