山田ゆうすけのブログ

アジアの音楽(4)


=「上を向いてあるこう」もペンタトニックの名曲! =

5つの音を使うペンタトニックには日本人も大好きな名曲が多い。古くは、私の大好きな永六輔氏の作品で「上を向いて歩こう」「こんにちは赤ちゃん」「明日がある」などは中村八代先生が見事なペンタトニックメロディを活かして作られています。メジャーなペンタメロディです。一方、いずみたく先生とのコンビでも「いい湯だな」「女ひとり」など同じメジャーペンタメロディでのヒット曲が多い。いずれも日本語がとてもシンプルだけど、しっとりと乗っかって沁みるところにこの魅力がありそうです。

歴代のヒット曲の例を挙げるときりがないくらいペンタメロディを使った作品が多いのですが、最近のJ-POPのなかでもこれで大成功を収めているアーティスト、作家がいます。

Perfumeが歌う「Cling Cling」や、きゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」は正にこのメロディラインで、他にも多くの作品があります。

作曲の中田ヤスタカ氏の巧みなテクノポップラインは、いい意味であの往年のYMOを受け継いで、それにアーティストのダンスやパーフォマンスなどを加えて、トータル的なエンタテイメントの世界を作り上げています。これは最初からライブを意識して、集まったファンと一緒に歌って踊って楽しむ音楽の世界観を「体感」と「共感」に求めていると思います。

こうしたファンと一体になるときにシンプルなペンタトニックメロディは、強力にビートに乗りやすいメロディだとも言えます。したがって、西洋の音楽の世界でも、インパクトを出したいときに良く使われます。

ある種、オリエンタルへの憧れともいえそうです。Perfumeや、きゃりーぱみゅぱみゅがアジアはもちろん、ヨーロッパにもうけているのはこういった異国情緒、あるいはエキゾチックな感じへの憧れかもしれません。

ご存知でしたでしょうか? これも古い作品ですが、あのマドンナの「Like A Virgin 」の軽快なサウンドもじっくり聞くとペンタトニックのアジアンテイストメロディラインなのです。