山田ゆうすけのブログ

歌と健康:「ナチュラルハイで幸せホルモン!」


 

歌うことでナチュラルハイになると幸せホルモンが分泌し健康にいいことを前回書いた。

何人かの方から質問攻めにあったのが、「ナチュラルハイ」ってなんなのか?という疑問。

 

「ナチュラルハイ」とは「自然なハイテンション」と言う意味で、「ハイテンション」とは、心理学で難しい表現をすると、自己超越することを指し、一種のエクスタシー状態に入ることと理解されている。つまり、走ることで精神的、高揚・満足感の得られることを「ランナーズハイ」といい、ロックコンサートやスポーツの応援で興奮する「大声ハイ」などが良く知られている。また、「アルコール」や「たばこ」により一時的に手軽に「ハイ状態」も作れるらしいが、健康面ではあまりお勧めできない。

カラオケで思いっきり歌ったり、コンサートで心身ともにノリノリになるとき作り出されるハイ状態は、開放感、爽快感、幸福感を通じて脳の活性化を促し、とくに脳波に強く作用する。この脳波の変化が、「幸せホルモン」の分泌を活性化させる。

 

具体的に、カラオケルームを使用してAさん(男性66才)、Bさん(女性57才)、Cさん(女性53才)に毎週2~3回カラオケ教室に通って、3~6か月歌い続けていただいたところ、最高血圧が200もあったAさんが140に改善されるなど、3名とも10%~30%の改善が見られた。また、同時に中性脂肪も201mg/dlから136 mg/dlと大きく改善(Aさん)され、「血のめぐり」が良くなることの効果が顕著に見て取れ「細胞の活力、血管の活力」「血流の改善」に繋がっている。

詳細は、

「もの忘れ・認知症にならない:楽しく歌うだけで脳がたちまち若返る」コスモ21出版

https://www.cos21.com/books/978-4-87795-337-9.html

にたっぷり書いたので、一度手に取ってみて欲しい。

 

歌えば認知症予防に効果があることも述べてきた。

まず歌うためには、歌詞を読んで言葉を発しなくてはならない。しかも、しっかり歌うためには歌詞をある程度覚えなければならない。何度も繰り返して歌を覚えることは記憶障害の予防に効果がある。メロディも音の高い低い、テンポのタイミング、などしっかり頭に入れないとなかなかいい歌にはならないわけで、脳細胞への刺激としてはとても有効である。

また、カラオケ教室などの場合は、「何曜日にレッスンがある」、「何時から何時までだったか?」、「どこが会場か?」など見当識障害、理解・判断力の障害、実行機能障害への予防に役立つと言われていて、認知症の予防ではやはり目的を持って計画を立てて行動するということは、たとえ週2回のおけいこでも、それなりに頭を使い、さまざまなやりくりや、工夫が必要で、このすべてが脳の活性化にとてもいい。ましてや、カラオケ大会の出場など脳の活性化に有効である。

 

つまりは、楽しく大きな歌で歌いながら、同時に人と人との関わり合いを豊かにし、常に人を意識し、自分を意識し自己を社会の中で健康に生活することに結びつく。

 

他人ごとではない、60歳以上の高齢者が人口の40%近くを占めるこの異常な国家において、みんなが行う自己管理のなかに「歌」が有効なのだからやらない手はない。