空とゆびきり／横井則子

2022年10月30日（日）とうほう・みんなの文化センター　小ホールで行われた第2回「こころ歌」作詞/作曲コンテスト作品発表陸上自衛隊東北方面音楽隊による伴奏の本番ステージフルサイズ動画です。
課題曲歌手、作家のインタビューとともにご覧ください！

空とゆびきり／横井則子 Lyric Video 【全日本こころの歌謡選手権第3期課題曲】

【全日本こころの歌謡選手権新課題曲】空とゆびきり／横井則子　レコーディング風景

空とゆびきり　横井則子（作詞：中咲結美子　作曲：福市道子　編曲：杉山直樹）

作品の紹介

指きりげんまん嘘ついたら針千本のーます！指きった。一定の年齢以上の人なら誰もが覚えているだろう。いまの若い人たちはどうだろうか。童謡のようなノスタルジックな楽曲である。いつの世も幼な子の記憶の中でいきいきと存在しているのは母親である。父親の影は薄い。横井則子がこの詞に寄り添って歌う優しさに多くの聴衆が癒される。

横井則子のプロフィール

東海TV、中京TV、CBCラジオなど東海地区を代表するＣＭシンガー。2018年全日本こころの歌謡選手権大会で「こころ歌大使」を委嘱、そして決勝大会では「審査員特別賞」を受賞。また作詞家としても同大会の創作部門でオリジナルソング『我ん心ぬ思い（わんくくるぬうむい）』が「作詞・作曲大賞」を受賞。演歌、民謡から童謡、ポップス、ＪＡＺＺ、ハワイアン、オールディーズまで数々のステージ、イベントや、歌謡教室での指導を通してパワフルな幅広いボーカリスト活動を展開中。

作者コメント

作詞　中咲結美子

母との思い出を綴りました詞に優しく包み込むような温かい曲をつけていただきましたこと、情緒豊かで素晴らしい編曲をいただけましたこと、また歌手の方に情緒豊かに表現豊かに歌いあげていただけますこと、心から感謝申し上げます。また、このようなご縁をいただけましたこと、発表の機会をいただけましたこと、本当に幸せに思います。お聴きくださいます皆様方、歌ってくださいます皆様方に深く感謝申しあげます。
以前に家族と遠く離れまして、病気の療養のため　転地治療をしたことがあります。薬が使えない体質になってしまったこともありましてお医者様にも勧められました。自然豊かな空気のきれいな海沿いの山のなかで一人数年暮らしました時に、よく母が訪ねてきてくれる夢を見ました。自身も体調を崩し家族と暮らしている母が一人でこんな遠くまで訪ねてくるはずもないとわかりきっているのに、夢から覚めて母を探したりしました。呑み込まれてしまいそうな深い深い静けさ、闇の中で過ごす夜に、母の思いがいつも寄り添っていてくれたように感じました。このときいろいろな事情でたとえ遠く離れてしまっても、どのような状態になっても、また会えなくなってしまったとしても、いつも繋がっていられるような感覚を感じるようになりまして、またそう信じようと強く願うようになりまして、その思いを詞に込めさせていただきました。
豊かな自然の癒し、音楽の癒しで元気をいただけました今、お聴きくださいます方の心に寄り添うことができますような詞作りに励んでまいりたいと思っております。

作曲　福市道子

中咲さんの歌詞の言葉一つ一つに感銘を受けました。私も、辛いときに、幼い頃の母から受けた優しさ、愛情を想い出し、涙をこらえることがあります。歌詞と自分が母と過ごした幼い頃の情景を重ね合わせ、ピアノを弾きながら歌ってみると、自然とメロディが出来ていました。楽曲は、杉山先生のアレンジにより、一つの物語のように展開していき、横井さんの優しい歌声により、心あたたまる楽曲となっております。皆様も、大切な人を心に想い浮かべながら、歌っていただけましたら幸いです。

歌手　横井則子

『空とゆびきり』を初めて聴かせて頂いた時、離れて暮らす娘たちの顔が浮かんで自然に涙がこぼれました。今も泣き虫で、自分たちの人生や未来に向かって必死に頑張る娘たち。そんな娘たちのことが真っ先に頭に浮かんだのです。私の実母はまだ健在ですが…夜な夜な仕事をしていた姿を思い出します。今回も写真撮影に合わせて「空」をイメージした衣裳を夜なべをして製作してくれました。幾つになっても本当に有難いことです。いつか娘たちが成長して… この歌詞のように、空や風になった私のことを思い出して、この曲を聴きながら、頑張ってくれる日が来てくれたらいいなと思います。そして…頑張っているあなたに。童謡のようにスーっと自然に心の中に染み渡りこの歌はそんなあなたに、いつも寄り添える曲でありますように。

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