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その2 カラオケキーシフト機能を使いこなす!
課題曲の中で小田純平さんの『回転扉』は人気がある。男性はもちろん、女性で歌っている方も多い。この詞(伊藤美和作詞)が女性の心をしっかりと捕らえているからだろう。ただ、女性がカラオケで歌うときは大変である。
楽譜を見てみよう。
オリジナルのキーは「F#m」でそのままでは女性には高すぎる。(低すぎるというべきか・・・。)
少し慣れた方なら、「女性が男性の曲をカラオケで歌うときはキーを4~5下げる」という調整をするのが一般的になっている。
2つ目の楽譜を見てみよう。これは、「-5」下げたケースである。ところが、この作品の場合、小田純平さんが少しハイトーンの設定で歌ったキーなので「-5」下げてもまだ一番高い音は「ド#」である。これは女性にはまだ少し高い。
さらに「-6」や「-7」までキーを下げて調整しようとするのだが、そうすると一気に音質が悪くなる(音源の品位が落ちる)。これは、キーシフト機能がせいぜい±2~3の範囲内で使うことを想定して作られているためである。
このような場合は、逆転の発想でキーを上げる方法を推奨したい。
3つ目の楽譜を見てみよう。これはキーを「+4」上げて「Bbm」にしたものである。
これなら、一番高い音は「シb」なので女性でも歌いやすい。さらに下げたい人は「+3」でもよいかもしれない。この作品の「音域」は11度なのでそれほど広いという訳ではない。前半の「許して下さい この恋を~」の部分を低音域でしっとりと語りを聴かせるか、「出逢ったときから~」のサビ高音部をしっかり聴かせる歌にするかでキーの選び方も変わってくる。
自分の歌い方に合ったキーで歌うことはとても大事である。みんなと歌いあうときにはなかなか試しにくいものである。本当にしっかりと歌いたい歌は、「一人カラオケボックス」でじっくりキーを調整して自分のスイートキーを見つけることをお勧めしたい。
公開レッスンで実際に行われた山田ゆうすけのボーカルレコーディングレッスン動画もぜひご覧ください!