【編曲講座じゃない!?】
KORG のmicro ARRANGERの自動伴奏サウンドをモチーフに作品を作ることをお話ししましたが、いくつか読者の皆様からクレーム?お問い合わせがありました。
「編曲講座やってんの?」 「よくわからん?」
など、どうやらなかなか今回の試みが理解しにくいところもありそうです…。
詞を先に作ってメロをはめるというよりは、美味しいサビのKeyフレーズだけ先に走らせて、サウンド、ビート感をあらかじめmicro ARRANGERの自動伴奏で確認(最終形を仮想体験)しながらメロディを先に作り、そのあとに残りの「詞」や「メロディ」を積み上げて作って行こうというやり方です。
ポップスやアニメテーマ曲などでは珍しくないやり方だと思っています。
決して、シンセサイザーをかき鳴らして、編曲のイメージを膨らませようという講座ではありません。
つまり、リズム・サウンドテイストを聴きながらキーフレーズにあったメロディ作りのイメージを膨らまそうという試みなのです。
例えば、前にも書きましたが、「団子三兄弟」はタンゴで面白かったけど、今回の「あめりかんどっぐ」にはタンゴはちょっと違うかな? などという思考の時に、頭で考えるだけではなく実際に音を鳴らして確認してみようという音楽創りへのアプローチ法なのです。
たとえば、タンゴにも「団子三兄弟」のようにマイナー(短調)メロディのものもあれば、メジャー(長調)メロディもあります。それぞれ、完成された楽曲を実際に演奏されているかのように奏でる音で確認できると、かなりの高い完成度で作品のイメージ検討ができるという「ワザ」のご案内です。
実際にタンゴのマイナーと、メジャーの二つの伴奏パターンをご紹介いたしますので、動画でご確認ください。
https://www.youtube.com/watch?v=XTRxcbl3Nes&feature=youtu.be
結果、「うん…、タンゴは『あめりかんどっぐ』には違うかな?と相成りました。」