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「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス
37.歌い手遍歴その9
最近頼まれたときステージで歌うのはまず森進一の前述の
『命あたえて』、『それは恋』、『京都去りがたし』(作詞:売野雅勇作曲:森進一)「比叡おろしの吹く夕暮れは 仕方ないほど あゝ 淋しくて」
『哀の河』(作詞:かず翼作曲:四方章人)「女が死ぬほどつらいのは 愛しながらも 別れる恋いよ」
ちあきなおみ
『新宿情話』(作詞:猪又良作曲:船村徹)「新宿は 西口の 間口五尺のポンタの店が」
小林旭
『落日』(作詞:川内康範作曲:北原じゅん)「うらぶれこの身に 吹く風悲し 金もなくした恋もなくした」
矢吹健
『うしろ姿』(作詞:山口洋子作曲:藤本卓也)「帰っちゃいやと言えないあたし 今夜もくるとは言わないあなた」
新しいところでは福田こうへい
『南部蝉しぐれ』(作詞:久仁京介作曲:四方章人)「南部 盛岡 雫石 思えば遠いふるさとよ」
前述した美空ひばり
『ある女の詩』
五木ひろし
『おはん』(作詞:たかたかし作曲:岡千秋)「許してください 最後まで 信じた私を ぶたないで」などなど。
歌の言葉を何度も口にして、感情移入してみる。そのうえでどうメリハリをつけるかを考える。各小節の初めの音をくっきりと浮かび上がるように歌う。それを心がけて歌っていたら、このごろは「見違えるほどいい歌い方になった」とプロの人までほめてくれる。
でもどこが良くなったのか、自分ではまだわからない。