影法師／酒井博

2022年10月30日（日）とうほう・みんなの文化センター　小ホールで行われた第2回「こころ歌」作詞/作曲コンテスト作品発表陸上自衛隊東北方面音楽隊による伴奏の本番ステージフルサイズ動画です。
課題曲歌手、作家のインタビューとともにご覧ください！
（酒井博体調不良欠席のため風子拓水による歌唱）

影法師／酒井博【全日本こころの歌謡選手権第3期課題曲】

【全日本こころの歌謡選手権新課題曲】影法師／酒井博　レコーディング風景

影法師　酒井博（作詞：堀尾茂　作曲：風子拓水　編曲：杉山直樹）

作品の紹介

創作コンテスト作詞部門の審査員が不覚にも号泣してしまったという作品。上手いとか下手とかの次元ではない人としての本質に関わるような詞。連れ添った伴侶に先立たれたが、いつもついてくる。いつも左側にいる。50年一緒にいてついに好きだと言えなかったと嘆く。悲しくてつらくて、それでいて温かくて、何の涙かわからぬ水滴が溢れ出る。酒井博の歌声が、この物語に哀愁を注ぐ。

酒井博のプロフィール

2011年日本音楽学院で歌唱指導を学び認定講師として「酒井博・あかり歌謡教室」を始め多くの歌謡教室で歌好きの人達を楽しく指導中。その傍ら自らも歌手として熊本地震の多くの被災者にも希望と勇気を与える歌手活動を展開中。「私たちの歌がだんだん少なくなってきました。昭和生まれも元気だぞ！という歌を歌いたい」と演歌歌謡曲にとどまらず、ロック、ポップス、ラテン、レゲェと幅広くチャレンジ中！

作者コメント

作詞　堀尾茂

妻に先立たれて15年になります。突然の別れであったため、なかなか受け入れられず、当時、歩いていてふと気配を感じ、立ち止まって振り返りたくなることもあり、私は、それを歌にしたいと思うようになりました。そして15年たったある日、「こころ歌」創作コンテストで、作詞作曲を募集されていることを知り、応募しょうと思い立ちました。私はこれまで、短歌俳句はよく作りましたが、歌詞は、９２歳の今日まで書いたことはなく、、どこから手を付けてよいかわからないまま、15年経ちました。それが、応募しょうと思ったとたんすらすらと歌詞が出て、生まれたのが「影法師」そして作曲者の方、歌手の方にも良いご縁をいただき、、お陰様で素晴らしい曲になりました。私は、、この曲が、世の男性諸君に歌っていただき、また聴いていただいて、それぞれの配偶者あるいは恋人に、優しい気持ちになっていただき、また、すでに奥様を亡くされた方には、優しかった奥様を思い出していただければ嬉しいです。

作曲　風子拓水

亡き妻の面影を抱きながら　その記憶と共にひとり踊る円舞曲（ワルツ）。走馬灯のようによみがえる想い出をやさしくそして強く表現出来たらと思い曲を付けさせていただきました。堀尾茂さんのありのままの思いが心に響き、杉山直樹さんのアレンジが見事にその世界を映し出し、酒井博さんの圧倒的な歌唱により心を揺さぶられます。日本人特有である男性の言葉に表せられない照れ、女性の献身的に尽くすという　昭和に置いてきてしまった心が魂がこの歌にはあると思います。どうぞよろしくお願いいたします。

歌手　酒井博

作詞家堀尾茂さんの実話に基づいたこの作品、その作詞に作曲家風子拓水さんがピッタリのメロディを付けて生まれた『影法師』。　今…世界の不安な情勢、ましてやコロナ禍の試練の日々が続く中、人間のこころ、愛、というものが、ややもすると忘れられてしまうような、日常にあって、人間本来の思いやり・いたわり・慈しみのこころを、ふと思い出させてくれる曲に出会えました。私も…もはや60代後半になり、このような人間愛に満ち溢れた歌に出会うことが出来て、すごく幸せな気持ちで歌わせていただいております。この『影法師』は…昭和の真っ只中に生まれた私達からの後世への贈り物。すなわち“昭和からの贈り物”と言うキャッチフレーズで皆さまに紹介しています。いつまでも歌い継がれていくことを切に願っています。

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