世は歌につれ

「ウヘッフォムフフィテ」の応援歌｜世は歌につれ／田勢康弘

2022.05.01

by 田勢康弘
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24.「ウヘッフォムフフィテ」の応援歌

昔、NHKの「夢であいましょう」というバラエティ番組をよく見ていた。そこに坂本九というニキビ顔の不思議な若い歌手が出ていた。歌がそれほどうまいという感じはしなかったが、いつも素敵な笑顔でこういう友達がいたらいいな、と思った記憶がある。

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https://stoica.jp/columns/another-day_another-song/64

43歳で散った坂本九の「上を向いて歩こう」は、いつしか人生の応援歌になった（YouTubeより）

「世は歌につれ」ストイカより配信中です。過去のバックナンバーも阿部重夫氏のコラムを新たに追加して掲載していますので、どうぞご覧ください！

https://stoica.jp/columns/another-day_another-song

田勢康弘

自分がかなりの歌謡曲好きで、しかも相当歌を知っていると気がついたのは人生の折り返し点を曲がってだいぶ過ぎてからだ。本業は政治ジャーナリスト。仕事と歌は結びつかない。「島倉千代子という人生」（新潮社）を書いてからいつも「どうしてあなたが」と訝る人ばかり。長田暁ニさんという音楽の生き字引のような人に、随分歌を知っているね、とおだてられてから、のめり込んだ。一般社団法人心を伝える歌の木を植えよう会を発足させ、日本の歌の活性化を図ろうとしている。ジャーナリストという名刺の肩書きに作詞家、歌手がつけ加わった。