= この曲、無料じゃ〜! =
ゴールデンボンバーがやってくれました。「この曲、無料じゃ~!」と高らかに歌いながらの宣言です。本日3月31日。久しぶりにタモリの司会する番組を見ながら、手は書類の整理仕事をしながらのテレビ朝日系「ミュージックステーション3時間SP」を見ていた時です。いきなり鬼龍院翔のボーカルでとてつもないインパクト!
新曲「#CDが売れないこんな世の中じゃ」を演奏しながら、このMVの中に楽曲を無料ダウンロードできるQRコード画面をバンバン出して、「タダでダウンロードできまーす」とPR。「どうせCD売れないんだから!」とすさましい迫力でロック・プレゼンのよう。またこのミュージックビデオをYouTubeにて公開
「ゴールデンボンバー#CDが売れないこんな世の中じゃ公式PV動画」
画面は、CDの売り上げが下がって行っている棒グラフ表示や、売れているのはAKBだけとか。
そしてピコ太郎までモジったパフォーマンス中にも楽曲が無料ダウンロードできるQRコードを表示して視聴者を驚かせた。(MV中に表示されるQRコードは、4月1日0:00より使用することができるらしい。)
確かにCDは全盛期の1998年ころから見ると1/3以下に落ち込み、今後さらに下降が予想されます。
何が狙いなのか真意は不明ではあるが、売れないものを無理やり押し売りするより、「タダ」でダウンロードしてもらって「ファン登録」をしてもらい、そこのコミュニティの中で「薄く(安く)」ビジネスをしていくのか、あるいはスポンサーのコマーシャルがとれるようなファンクラブを作るのか?
いずれにしても音楽ビジネス、特にCDは、そろそろ大企業がモノ(メディア→CD)を大量生産して、メディア(固体物)を高いところから消費者に売りつけるビジネスモデルは完全に終焉のようである。
彼らの作品の良し悪し、好みは後回しにして、このパーフォマンスの与える、訴えるポイントは素晴らしい! これを機にいったい何が動くのか?何が始まるのか?とても興味がわきます。
ただし、ゴールデンボンバーのこの新曲は新しいCD(4曲+カラオケ)の1曲目で、CDそのものは1,000円で発売予定? 若干矛盾も含みながら、いろいろ考えたいインパクトのあるきっかけを作ってくれました!