山田ゆうすけのブログ

アジアの音楽(3)


=ペンタトニックがたっぷりでいい感じのメロディ ! =


 台湾のヒットチャートの中で、「謝謝妳愛我(Thanks For Your Love)/謝和弦 (R-chord , シェ・フーシェン)」もいい!

「気になる!C-POP 最新 人気 ヒットチャート ランキング」より

ランクインは9位ですが(2017年3月末現在)、なかなか上手なメロディつくりだと思います。

前回も書きましたが、この曲は「ペンタトニック」使いまくりの70%くらいですね!(チョコレートのカカオ含有量みたい…笑)

そもそも「ペンタトニック」とは、そのペンタが「5」という意味で(ペンタゴンも五角形なのだ)5つの音階でメジャーやマイナーメロディを作るという意味なのです。別名「ヨナ抜き」と言ってハ長調で言うならば、4番目の音である「ファ(F)」と「シ(B)」使わないという個性の強い音階、旋律構成のことなのです。

謝和弦 (R-chord , シェ・フーシェン)はシンガーソングライターで彼の作詞作曲のようで、本人が「ペンタトニック」を意識して作ったかどうかはわからないが見事に使いこなしています。

この曲の場合、「ソ ラ ド レ ミ ソ ラ ド ラ ソ ミ レ ド」と5つの音を上げたり下げたりしてほとんどのメロディを作っています。思い出してみてください。小学校の音楽室で、ピアノの黒鍵だけで弾ける曲に「金毘羅ふねふね」がありみんなで弾いたことないですか?(金毘羅…は古いか…?)

(ハ長調で楽譜を添付しましたので見てください。「ファ」と「シ」が無いヨナ抜きメロディになっています。)

この旋律がよくアジアンテイストだと呼ばれることが多いのですが、こうして台湾のアーティストが中国語で歌うと、よけいしっとりしていいですよね!

西洋音楽でも使われることは少なくはないのですが、こうしてアジアのアーティストが歌うと、ギター1本でもとても雰囲気が良くて、よけいにアジアンテイストというかオリエンタルの風が吹くような感じがします。

この作品「謝謝妳愛我(Thanks For Your Love)」もしっかりペンタを聴かしたステキな作品になっています。

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