【クールジャパンで海外にライブホール】
大手音楽会社のソニー・ミュージックエンタテインメント等が「クールジャパン機構」という政府が支援する50億円もの出資を得て、海外にライブホールを作るという驚きのニュースを知りました。
これは、素晴らしいことだと思います。
私も昔、仕事で海外のイベントを経験したことがあります。香港、台湾、シンガポール、インドなどアジアが多かったのですが、とにかく日本と同じ感覚で進めるとえらい目にあうということが当たり前にあります。
電源ラインの電圧が違う(220Vだったり)、変動が激しい、マイクやアンプなど音響装置のメンテが悪く接続不良など、とにかく5つ星グレードの準備ができない国が多いです。
その点、日本のライブを提供する技術やその再現性の信頼性は抜群です。そのあたりを、アーティストとワンセットで提供することはまさに「クールジャパン」として素晴らしいことだと思います。
つい先日、東京ディスニーランド関係でお仕事をしている人と話をする機会がありましたが、いまや米国の本拠地を抜いて、東京が一番顧客満足度が高く、それを維持するためにとても厳しい仕事の基準をもうけているらしいです。
ぜひ、日本の商品や顧客サービス、イベント品質の高さなどを海外に向けて展開していただきたいです。
言い換えますと、もういくら日本国内でCDが売れないとか、音楽業界がパッとしないとか言ってもダメで、これからはこういった海外のマーケットに目を向けた展開が大切かと思います。
報道によると、ことし6月にシンガポールにおよそ2300人を収容できるライブホールをオープンし、順次台湾やマレーシアにもホールを開設する計画らしいです。
できれば、ここにぜひメジャーなアーティストだけではなく、日本のものつくりのベンチャー企業紹介イベントのように、コンテストなど行って、これから育っていくアーティストにもこの機会を通じて海外のチャンスを膨らませてあげたいものです。