サビメロの「フレーフレー東京 心を一つに~」で8小節を作り、歌の最初Aメロも「感動と愛のステージ 世界を一つに~」を8小節にまとめたところで困ったことになりました。
一番最初に周東先生からいただいた7行の詞(短いものだったが)のほとんどのフレーズ、つまり「東京」とか「世界」とか「感動」「愛のステージ」などを使い切ってしまったのです。
この「オリンピック応援歌」としては
・Aメロ(導入部) 8小節
・Bメロ(サビメロへの準備)8小節
・Cメロ(サビの美味しいキメのフレーズ)8小節
の3部構成を考えていたので、ちょうど真ん中にあたるBメロを作りたいのです。そのための、
詞が必要なのですが無いのです! フレーズが足らなくなりました。
そこで今回はこの部分は8小節を先にメロディ優先で作り、後で詞をはめ込んで作ることにしました。これこそ、今回のみなさんにご紹介したい「歌作りよもやま話」のレシピですよね。
ここで、Bメロは少し雰囲気を変えようと思いました。
Aメロがメジャーコードから入って、ほとんどよくある長調の循環コード的だし、Cメロサビ部も同じメジャーコード展開なのでちょっと変えないと単調な作品になってしまうと思いました。
こうなるとBメロは絶対にマイナーコードですよね。Key CでいうとAm 、Em、 Dmという単調の循環コードの流れの中でのメロディを作ってみました。
楽譜【E】を見てみて下さい。
しかも8小節なのですが、4小節単位のフレーズを2回繰り返すような形を作りました。もちろん細かくは違うのですが、このなんとなく繰り返されるメロディはヒット曲には重要な要素で、いわゆるリピート効果を狙ったものです。ただし、2回目の頭はあえて4分音符でゆっくり力強く刻むようなメロディにしました。「ラララ」で音源を作りました。お聴き下さい。さて、これにどんな歌詞が付くか!?お楽しみに。。。