最後のサビである「フレーフレー」をより「ドラマチック(そのつもり!)」な感じにしてやっと全体のメロディーが出来ました。
さて、そうして出来上がった作品を南越谷クリニック内にある「カラオケ教室」の生徒さん7~8名に集まってもらって歌ってもらいましたが、その結果はみごとにダメでした。
と言いますのは、明るくアップテンポで「感動と愛のステージ 世界を一つに~♪」と前半部分の歌が始まるのですが、言葉の符割りが細かく、またポップス感覚にかなり跳ねているのでついて行けないのです…。
何回か練習しましたが、やはりいつものゆったりした演歌と違ってかなりハードルが高い楽曲みたいでした。
これには正直、私達作り手も「まずかったかな…?」と思って困ってしまいました…。
ところが、あれほど出だしで苦戦していた皆さんが、サビのメロディーの「フレー フレー 東京~」のサビに来るとそこはちゃんと歌えるのです!
これは、ちょうど応援団の掛け声のようでもありますし、高音部にリズミカルに高揚するように作られているメロディーです。私が純粋に2020年の東京オリンピックを記念して応援したい大事なキャッチ部分です。これには正直私達も驚きました。
しかも、何回か練習していくうちに、このサビの部分が来ると待っていたかのようにみなさん、「フレー フレー」と掛け声のように手を掲げるなど軽い動作で歌ってくださいました。
ちょっと軽い体操のような感じで、そして指導者の指揮を見ながらみんなとハーモニーを合わせるということに驚くほど積極的に参加して下さってもうびっくりしました。
当初、ちょっとポップス調で、テンポも音符も細かくって、病院に集まる70才以上方達にムリだったのかな?とあきらめかけていましたが、みんなで歌えるというこの「フレー フレー ~」からの部分にまさに救われた思いでした。
その時、集まって下さった75歳のご婦人は「最初、ちょっと難しそうな曲で歌えないから困ったな…と思っていたらフレー フレー の部分で一緒に来たお友達が大きな声で楽しそうに歌っているのを見て、聴いて…、ここなら合唱できるかもと思わず歌いました」というコメントでした。
これこそ正に歌う興奮と刺激でドーパミンやエンドルフィンなどの「幸せホルモン」がたっぷり出てくる現象であります。
それでは最終的にまとまった歌を1コーラスお聴きください!
感動と愛のステージ 世界を一つに
希望と願いを込めて 五つの輪に託す
あなたの花 わたしの花 咲き誇れ 悔いなく
愛と涙を 強さに変えて
フレーフレー東京 心一つに
世界が一つに 二〇二〇年
フレーフレー東京元気はつらつ
みんなで歌おう世界を一つに
次号では最後、アレンジされた音源をPVにてご紹介いたします!