お陰さまでA、A’メロを改善できたので、今度はサビメロ以降のもたつき感をすっきりさせるため6行(3行+3行)あったサビの詞を5行(2行+3行で5行)にコンパクトにまとめることになんとか成功した。よりこの作品のコンセプトがすっきり伝わるようになってきた。
「無いもんねだりやね」
佳 代 作詞
「久しぶりやな。元気しとったん?」
13年ぶりに会うた あきちゃん
マシュマロみたいな可愛さは 同じやけど
すっかりママの顔に変わっていた
「6歳と10歳の息子に怒鳴ってばかり
旦那は稼ぎが無いのに デカい面やし
自由がある よっちゃんが ほんま 羨ましい
そんな言葉がチクリと胸に刺さる
無いもんねだりやね うちもあんたがホンマに羨ましい
自由と不安のあいだで 私は今夜も酒を煽ってる
無いもんねだりやね 隣の芝生を覗いては
みんな「自分」を探して生きている
何してるんやろな 10年後のうちら
お二人の感想はすこぶる良かった!
「とても素晴らしいA、A′メロからサビにはいりすごくいい感じになりました。とくに、サビに入ってから聴かせどころのメロディ感が気持ちを誘い、その後の〈自由と不安のあいだで 私は今夜も酒を煽ってる〉の今回の変えたメロディはすごく沁みて最高です!こう歌いたいなぁとイメージが一気に湧いてきました。ありがとうございます!!」(作詞家&ボーカリストの佳代さん)
「音源聴きました。♪全体的にスッキリして言葉が浮き上がってきたと思います!〈佳代バージョン〉早く聴いてみたいです。彼女が歌うとどんな感じになるのか?とても楽しみです」(作詞アドバイザ・堀越そのえ)
と言うわけで、いよいよ佳代さんがデモを歌ってくれることになり1コーラストライしてもらうことになった。彼女の声の高さから言えば、Key AかBbくらいで一番高い音は「C」「C#」くらいを進めたが、なんと彼女はKey Gでトップ「B」と低めで歌ってきた。
ちょっと低すぎるんじゃないのかな?と思った。
でも、これがいいのである。
歌とは不思議で、どの音域でうまく歌が、ドラマが伝えるられるか試してみないとなかなかわからないものである。あえて低めで自分の表現力を試した彼女の歌に対するセンスの良さに感心した。
お聴き下さい!