「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 8.歌と声 きれいな歌声の人が歌手に向いているというわけでは必ずしもないと思う。 きれいな声の出せる人、歌の上手な人はたくさんいる。そこからプロの歌手として生き残ってゆくためには、その […]
昭和歌謡裏話、こぼれ話
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「島倉千代子さま」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 7.島倉千代子さま 私を「ヤス」と呼んでいた島倉千代子さんへ 「逢いたいなァあの人に」をNHKラジオの紅白で聴いたのが13歳でした。あなたは19歳、紅白初出場でしたね。1ヶ月前に父親を […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「ひばりと島倉」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 6.「ひばりと島倉」 ひばりを尊敬していた島倉千代子は、必ず「ひばりさん」とか「ひばり先輩」という言い方をした。 コンサートでもたくさんひばりの歌を歌っている。同じコロムビアというレコ […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「聴く」から「歌う」へ
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 5.「聴く」から「歌う」へ ぼくの世代が子供のころは、歌は「聴くもの」だった。 中学校一年のとき、島倉千代子の歌を聴き、それから六〇年近く彼女の歌を聴いてきた。頼まれて「ヨコハマ・ビギ […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「さてどちらを選ぶか」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 4.さてどちらを選ぶか 歌が好きで半世紀以上も歌を聴きつづけているので、知らなくてもいいようなことを結構知っている。その中の2つを紹介したい。 ひとつは「舟木一夫は橋幸夫だった」という […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「古稀で歌手に」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 3.古稀で歌手に 歌というものをいつ意識したのかと考える。 母親の背中で母が歌う賛美歌だったようにも思うし、早春賦だったかもしれない。自分が人前で歌ったのは湯の町エレジーかあこがれの […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「紅白歌合戦」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 2.紅白歌合戦 歌が好きでずっと聴いてきたぼくにはNHKの紅白歌合戦には特別の思い入れがある。 往復ハガキを50枚ほど書いて、昭和35年から5年連続で会場で聴くことができた(うわさでは […]
田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「歌つながり」
「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 1.歌つながり 8歳か9歳ぐらいだっただろうか。山形県の米沢というところに住んでいた。近所に歌のうまいお兄さんがいて、方々ののど自慢大会で優勝し、家具やら野菜やらたくさんの商品を三輪 […]