山田ゆうすけのブログ

音楽著作権シリーズ ⑰「CDデビュー 3」


JASRACのメンバーになればメジャー!?

前回ケンは自分の作曲作品の著作権を音楽出版社にゆずり渡す「著作権譲渡契約」にサインした。

自分の権利を50%だけ渡し5年間という条件付きの約束をした。それにより、音楽出版社は、著作権を譲りうける代わりに作家のつくった曲が色々なところで使われるようにレコード会社、テレビ局などへのプロモートを行い、音楽が使われたときに発生した使用料を作家と分け合いことになるところまで紹介した。

【ケン&ミサキの著作権物語】その続き③。

「社長、著作権の譲渡契約書にサインしたことで、間接的にJASRACのメンバーになったと思えばいいのでしょうか?」

「そうだね。自分で入るにはまだ作品もないし、年会費もばかにならない費用なので、ある程度実績が出てからでいいんじゃないかな」

「わかりました。ところで、JASRACのメンバーになればメジャーというか、作品としても作家としても格が上がって、仕事が増えると考えていいのですよね?」

「いや、入ったからと言って何もステイタスを保証してくれるというものではないよ」

「でもJASRACのことを知らなくてマイナー扱いを受けた友達の話聴きました」

「なるほど、たまにそういうことをいう人もいるかもね。例えば、テレビ局やラジオ局そしてYOU TUBEのGoogleとJASRACは包括契約をしているので、個別契約が必要な作家、楽曲は付き合いにくいのでJASRACを通じた契約お方がいいわけ。テレビやラジオ、動画投稿サイトなどで作品を使ってもらい易いと言える」

「なるほど、JASRACに入っていることで一人前扱いされるということですね。でもまだ包括契約ってよく分からないのですが?」

「正確に言えば包括的利用許諾契約のことで、テレビ、ラジオ、動画サイトなどは利用作品数が膨大になるので全体で全管理楽曲の利用を一括して許諾し、月間・年間等の単位で使用料を計算し、請求する契約と運営をしているんだ」

「まだよくわかりにくいですが、まあ1曲1曲管理が大変なので全体まとめてある金額を払っているという意味なんでしょうね。この点は、またもう少し勉強してから詳しく教えて下さい。」

「それより、JASRACは、著作権侵害等の紛争が起こった場合、ミュージシャンに代わって警告書を送ったとか訴訟を提起しているニュースを新聞やテレビで見ました。ミュージシャンは自ら裁判をしないで作家に変わってJASRACが戦ってくれるんですね。」

「そうですね。いろいろな警察の摘発や、訴訟記事を目にするよね」

「では、JASRACに作品を届ければ、盗作防止の役目をしてくれますね!」

「うーーんそこがYes,Noなんですね。つまり、その作家の作品に間違いがないという前提(例えば十分著作権ビジネスの実績の高い作品など)の場合、信託されている立場で訴訟や、警告を行ってるのを良く見かけるね。それでも、実績がある古い作品だから、絶対的にその作家のもので、一切盗作が無いことをJASRACが保証してくれるわけではないんだ」

「ちょっとピンとこないのですが…」

「JASRACは、だれがどの作品を作ったかを判定するところではないんだね。その意味で繰り返し《登録》ではない《作品届け》と言っています。つまり、盗作(著作権侵害)を防止する活動ではなく、決まった著作権料を支払わない利用者を追求するということです。言い換えると、JASRACに「作品届」を提出するということは、その曲は自分が間違いなく自分が作った(著作権を持っている)という前提自己申告制と言うこと。したがって、盗作かどうかの争いが起きたときは、当事者同士で話しあい解決するか裁判することになるよね」

「それがどこかで読んだ覚えがある国が認定している?《特許》とはちがうという意味なのですね? それがあくまでも信託ということなんですか?」

「そうです! わかって来たじゃないですか!」

「いや、わかったのではなくってやっと専門用語を耳で覚え書けただけで、やはり自分の権利に直面しないとホントにわからないですね」

書いても書いても優しくならない著作権話…。 次回に続く…。

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