「歌唱」ここがポイント

ブレス処理の流れを意識すると歌にドラマが生まれる!


ブレスでアクセントをつける!その2『ひまわり海岸』

「月刊歌の手帖2016年7月号」に掲載されている『ひまわり海岸』を見てみよう。

楽譜協力:「月刊歌の手帖2016年7月号」

 

この作品はいわゆる「サビ出だし型」の歌で、最初にメインテーマのメロディが2回繰り返す構成になっている。

最初の3 小節で日野さんはゆったりした感じで歌った後、次の4 小節の2回目ではややエネルギー感を持った歌い方をしていてこれが素晴らしい。その秘密の一つが、3小節目で2回目の「ひまわりさいている」の「ひ」の直前にブレスのポイントであろう。

ここで、日野美歌さんは最初の「ひまわり」よりほんの少しアクセントを強めに「ひ」を歌っていて、これが、ひまわりが太陽に向かって咲き誇る感じを右上がりに登って行くメロディの好スタートを切っている。

この駆け登るメロディの躍動感とそれでいて哀愁がある歌唱、そしてその後に続く「咲いている~」の少しエネルギッシュな感じでのロングトーン。この流れを作るため実に巧みにブレス処理をして、アクセントを付けることでこの歌を聴かせている。だからこそ、この歌の詞が、ドラマが目に浮かぶのである。

この楽曲は、BSジャパンの毎週土曜日午前9:00~「日経FTサタデー9」という報道番組のエンディングテーマ曲に採用されている(現在放送は終了)。週によって明るいトピックスもあれば悲しいニュースもあり、さまざまなエンディング映像のバックで流れるが、不思議とどの場面でもなじむ日野美歌さんの歌声である。

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