「歌唱」ここがポイント

歌が作品に緊張感と変化を与える方法とは?


ブレスでアクセントをつける!その6『いま北国』

『いま北国』は民謡ですか?ジャンルは何ですか?と良く聞かれる。

民謡歌手の伊藤多喜雄さんが歌っているから民謡なんでしょう。一方、ポップス系のアレンジャー杉山直樹さんがアジアンテイスト、民族音楽をたっぷり入れて編曲したので、融合「フュージョンポップス」的な色濃さもある。

そんなことよりも、「この不思議な世界を歌ってみてください!」と言いたくなるようなユニークな楽曲である。

楽譜協力:「月刊歌の手帖2016年8月号」

そしてこの曲も息継ぎが難しい。最初の5小節はたっぷり息を吸い込んで一気に歌う方が雰囲気が良く出る。そして、「じょうげんのつき」の直前で切り替える気持ちでブレス。この流れがこの曲には大切で、アジアンテイストの16分音符を重ねた3拍子にうまく乗せて歌いたい。

あらためて伊藤多喜雄さんの歌を聴いてみよう。



この後の「いのちぎりぎり」の「り」をあえて1小節しか伸ばさない。3拍子だとやや変則的で忙しいメロディが作り込まれており、すぐに「あなたをしんじて」に入るのであるが、ここの息継ぎが緊張感と変化を生んでいて、この作品のユニークさを示す一つのポイントでもある。

ここを伊藤多喜雄さんは巧みに歌っているのでよく聴いて参考にして欲しい。

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