田勢康弘のブログ

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

かくして演歌は「北」へ向かう|月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

6.かくして演歌は「北」へ向かう 打ちひしがれて「南」へ帰る歌というのは寡聞にして聞かない。「北」の歌は概して暗い。男唄なら世間を捨ててさすらいの旅に出るか、すがる女を振りきって行くか。女唄なら別れた男を追いかけて吹雪の […]

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

「お千代」「ひばり先輩」の絆|月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

5.「お千代」「ひばり先輩」の絆 島倉千代子は作曲家船村徹にこう話しかけた。「先生、私にもみだれ髪のような曲を書いてくれませんか」。それより50年ほど前、2人の間に同じような会話があった。コロムビアでデビューしたばかりの […]

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

団塊世代のアイドル小田純平|月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

4.団塊世代のアイドル小田純平 小田純平。62歳の歌手である。挿し絵の写真を見てほしい。人形だが実物よりも小田純平らしい。バンダナキャップに黒いサングラス、丸い鼻の下の見事な髭。そして名前がいい。雑誌ビッグコミック連載の […]

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

魂を揺さぶる清水博正の歌唱 |月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

3.魂を揺さぶる清水博正の歌唱 4、5歳のころには岡晴夫の「憧れのハワイ航路」や近江俊郎の「湯の町エレジー」を私が歌っていたというから、少なくともこれまで70年は歌謡曲と付き合ってきたことになる。歳を重ねるごとに好きな歌 […]

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

圭子ヒカルの「母子舟(おやこぶね)」|月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

2.圭子ヒカルの「母子舟(おやこぶね)」 ダンスパーティーで誰からも誘われない壁の花のように少女は所在なげだった。この少女が何者かを知っているのは天井の高いこの部屋にいる百人ほどの招待客の中でも私ぐらいだろう。招待客の中 […]

世は歌につれ 月刊「FACTA」連載

新連載! 「歌謡曲ルネサンス」事始め|月刊「FACTA」連載 世は歌につれ/田勢康弘

1.「歌謡曲ルネサンス」事始め 74歳のいま、毎日、歌謡曲と暮らしている。といってもカラオケボックスに入りびたりというわけではない。あまり本気にしてもらえないが、ダメになっている歌謡曲のために、余生を捧げる覚悟で歌謡曲ル […]

昭和歌謡裏話、こぼれ話

田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「出会えた人出会えなかった人 阿久悠」

「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 58.出会えた人出会えなかった人 阿久悠 美空ひばりが歌うような歌は書かない、と言った阿久悠の言葉は、旧態依然とした歌謡曲の世界への決別宣言のように見える。しかし、別の見方をすればひば […]

昭和歌謡裏話、こぼれ話

田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「出会えた人出会えなかった人 中山大三郎」

「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 57.出会えた人出会えなかった人 中山大三郎 初対面はホテルの有名な和食の店だった。「人生いろいろ」を作詞した中山大三郎にどうしても会いたいと島倉千代子に頼んだ。中山大三郎に話を訊かな […]

昭和歌謡裏話、こぼれ話

田勢康弘の昭和歌謡裏話、こぼれ話/ 「出会えた人出会えなかった人 ビートたけし」

「世は歌につれ」/歌謡曲ルネサンス 56.出会えた人出会えなかった人 ビートたけし テレビ東京で8年間、おもに政治問題を取り上げる報道番組を週1回、土曜日の午前中に生放送でやってきた。回数にして408回、そのうち1回は東 […]